2010年05月01日
バリ日記 nomor 6
最近バリでは、ロンバLomba(コンテスト、コンクールみたいなもの)がやたらと流行っています。この日、私が観に行ったのは、幼稚園児や小学校低学年対象のバリ舞踊のロンバ。課題曲は、男の子は《ゴパラ》という牛飼いの踊りで、女の子は《ペンデット》という花を撒く歓迎の踊りでした。私が観たのは女の子部門だけだったんですが、女の子だけでも200人くらい出演者がいたらしく(汗)、人数が多いので8人くらいずつまとめて踊らせていましたが、いったい審査員は何回ペンデットを見なくちゃいけないのやら・・・と審査員にちょっと同情しました(笑)。
200人もいるので、とっても上手な子もいれば、笑っちゃうくらい下手っぴな子まで色々でした。なかには、踊る前に手に持っていたお花の皿の飾りが落ちちゃって、泣いて客席にいるお母さんのもとに駆け寄っていっちゃう子もいました(しょうがないよね、まだ幼稚園だもん笑)。でも、皆いい表情するんですよ~。大人顔負けのメイクしてもらって、かわいい自分にご満悦なんでしょうね。子供のくせに色っぽいったらありゃしない(笑)。
上の写真の右手前に写っているおばちゃんは、私の踊りの師匠です。この日のロンバの審査員をやってました。
このようなバリ芸能のロンバは、子供、学生対象のものから大人対象のものまで、ほんとにしょっちょう開催されているようです。その目的はバリ芸能の保存や継承だったり、若手の育成、その教育の促進だったりするんですが、最近はロンバで賞を取ることが目的になってしまっていて、本末転倒しているようです・・・。私が踊りやガムランを習っている先生方は、「ロンバまでは真面目にレッスンに来るのに、終わった途端に来なくなる!」と、皆さん同じようなことを愚痴ってました。まあ、「ロンバで一位を取ったのよ!」って自慢したい気持ちもわかりますけどね(笑)。でも、せっかくあんな素敵な芸能を持っているんだからさ~、バリの子供たち、頑張って続けてね~!練習あるのみ!
Posted by Soda Gembira at 01:23│Comments(0)
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