台湾へガムラン見学に行ってきました

Soda Gembira

2010年02月08日 16:42

先週末、台湾へガムランの楽器見学に行ってきました。

といっても、台湾にガムランという芸能があるわけではないんです。
台湾の某大学がバリ・ガムランの楽器を所有しているとの話を耳にして興味を抱いていたところ、縁あってその大学の先生と知り合うことができました。
今回は、先生のご好意で見学させていただいたという訳です。





ここの大学が所有しているガムランは、「ガムラン・アンクルン」と呼ばれる5つの鍵盤(ピアノのドレミソラに近い5音)のガムランでした。
とても興味深かったのは、写真の中央後方に見えるゴング。
これ、なんと台湾製のゴングなんです!
「これだけ大きいゴングをバリで買って送ると、送料かかって大変だからね」と先生は笑って仰いましたが、地元産のゴングで代用できるのは、ガムラン楽器によく似たドラの芸能がある台湾ならでは。
目から鱗ってかんじで、感動しました。
しかし、ゴングといえども楽器。
ただ鳴ればいいってものではなくて、他の楽器の音色との相性があります。
相性が悪いと、一緒に鳴らした時にキレイな音で響かないのです。
が、この台湾産ゴングはちゃんとそこも考慮されていていました。
さすが!

楽器や施設の見学のほか、台湾におけるガムラン事情などのお話もいろいろ聞かせていただきました。
なんと、今年の5月頃には、バリからケチャ隊がやってきて公演するらしいです。
詳細が分かり次第、また情報を随時アップしていきます。
台湾で中華料理を食べがてらバリ芸能を堪能、なんていう一度で二度おいしい旅行の計画はいかがですかー??


距離的にすごく近い台湾と沖縄。
今後、台湾と沖縄のガムラン界の距離も、もっともっと近くなるといいなー。

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